2014/05/09

I'LL REMEMBER APRIL 四月の思い出 を演ってみた。

 なんと!1942年のコメディー映画<Ride 'em Cowboy(邦題 凸凹カウボーイ)>の挿入歌。
 これは意外なパターンですね。




 YouTubeで検索すると、たくさんのミュージシャンの演奏を聴くことができますが、これまで紹介してきたスタンダードの中でも取り分け管楽器の演奏が多いように感じます。
 哀愁を帯びたエキゾチックなメロディが人気なのでしょうか。そういえば、冒頭をラテン的なドラムで入るアレンジも多いですね。

 そして今回のお気に入りはこれ。フレディ― ハバード クインテットにディジー ガレスピーとウディ ショウがゲスト出演してるもの。ディジーはいまいちだけどフレディ―とウディは聴かせるし、若きケニー ギャレットが魅力的なソロを披露しています。

Freddie Hubbard 5tet - I'll Remember April [1985]
   





 はい、それではコード進行の流れを見てみましょうか。


 最初4小節はA△、転調して次4小節がA-。
 それぞれ7thが付いたり6thだったりしてますが、この微妙な動きを「クリシェ」と言うそうです。
 同じコードが長く続く場合に変化をつけるということなのでしょうかね。


 9・10小節目がA-のⅡ-Ⅴ、11~16小節はA△のⅢ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ-Ⅰという進行ですね。
 (Ⅳ-Ⅶ-)Ⅲ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ-Ⅰという進行は、ご存知のド定番ですね。

 その後、C△に転調してA△へ進み(ここの後半部分もⅦ-Ⅲ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ)、最初に戻るという流れ。


 A△とA-とC△が基本のコードとなりそうです。



 さあ、そこから先はアイデア勝負。

 今は、「こんな演りかたもある」という情報をできるだけたくさん収集して、それらを意識しながら1時間ぐらい延々と同じ曲を吹きまくるっていうことをしています。

 なかなか良い方法だと思いますがいかがでしょうか。

0 件のコメント: