2014/08/12

ROLLINS PLAY FOR BIRD ロリンズ プレイ フォー バード / Sonny Rollins ソニー ロリンズ

 ROLLINS PLAY FOR BIRD
1. Bird Medley : I Remember You/My Melancholy Baby/Old Folks/They Can't Take That Away From Me/Just Friends/My Little Suede Shoes/Star Eyes     :1956.10.5
2. Kids Know     :1956.10.5
3. I've Grown Accustomed To Her Face     :1956.10.5
Kenny Dorham (tp) , Sonny Rollins (ts) , Wade Legge (p) , George Morrow (b) , Max Roach (ds)
Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ



 いいですねー、何度聴いても飽きないリラックスした演奏です。
 もしかしたら、ソニー ロリンズのアルバムの中で一番好きかもしれません。

 前半は、チャーリー パーカーの十八番をメドレーにしたもの。1曲ずつインプロバイザーが変わって曲が進み、最後の曲だけは2管+ピアノでソロを回して締めるという流れ。
 テナー・トランペット・ピアノがそれぞれ交代で演奏を進めるのは、曲が変わったってことを分かり易くするためでもあるのでしょうか。
 各曲内にはマックス ローチのドラムバースがアクセントとして置かれ、心地いい演奏と緊張感ある間合いにより更に演奏を素晴らしいものにしています。
 もちろんメインディッシュはソニー ロリンズのテナーテクニック。じっくりと耳を澄ませて味わいたい約27分間です。

 バードメドレーの次はソニー ロリンズお得意のキュートなワルツ。<VALSE HOT>もイイですけどこっちもイイ。
 そして、締めはミュージカル<マイ フェア レディ―>の挿入歌<忘れられない彼女の顔>。ミュージカルファイナルの曲ということでこのアルバムでも最後に配置したのでしょうか。






 これは、<ROLLINS PLAY FOR BIRD>の<エスクァイア レコード>での再発ジャケット。
 <エスクァイア レコード>のジャケットは検索するときにいつも気になる存在で、「良い味出してる」と「これヤバいでしょ」のギリギリの線。

 <RELAXIN'>だってこの通り。



 
SONNY BOY
4. The House I Live In     :1956.10.5
Kenny Dorham (tp) , Sonny Rollins (ts) , Wade Legge (p) , George Morrow (b) , Max Roach (ds)
Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ

 そして、同じ日に録音された1曲もチェック。
 このアルバムの他の4曲は<TOUR DE FORCE>でチェック済みです。
 何故か分散収録されてしまって、今ではこのアルバムが中途半端になっちゃってます。
 CD発売時に4の<The House I Live In>が<ROLLINS PLAY FOR BIRD>のボーナストラックになっているようでその方が整理されてイイとも思いますが、やはり<ROLLINS PLAY FOR BIRD>は<I've Grown Accustomed To Her Face>で締めてもらいたいとも思うし。<The House I Live In>もすごくイイ演奏だからこっちで締めてもいいかも・・・と、確かにすごく迷います。


 既発のものと3曲もダブってたという、ちょっとファンにとっては騙された感があったアルバムだと思いますが、プレスティッジとしては2曲が未発表だからイイか的な乗りだったのでしょうか。

 パーソネルとしてケニー ドーハムが書かれていますが、ほんのちょっと遠いところで鳴ってるだけで、殆どソニー ロリンズのワンホーンです。
 そういうことで、同年12月7日のワンホーンセッションのものと一緒にしたのでしょう。




 これは珍しい。'56年10月セッションの5人が集まった写真!



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