2014/04/07

SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE 朝日のようにさわやかに を演ってみた。


 1928年に公開されたミュージカル「ニュームーン」からのナンバー。
 同じミュージカルから< LOVER,COME BACK TO ME 恋人よ我に帰れ >もスタンダードになっています。
 絵から想像するに、海賊物で復讐劇かと思いますがいかがでしょうか。






 AABA形式でキーはD-。
 AセクションがマイナーでBセクションがメジャーのトーナリティーです。
 平行調の移調なので劇的な変化は感じません。もちろんマイナーからメジャーになることは感じますが。

 特徴的なのは、Bセクションの G-7 → G♯o7 → A7♭9 と半音ずつ進む部分。

 このまま半音上がりでアドリブするもよし、ディミニッシュコードとドミナント7thとの関係(ドミナント7th=三度半上のディミニッシュ、つまりE7♭9=G♯o7 「詳しいことは理論書をご覧ください」)によるコードの置き換えをするもよし、幅広く考えられます。

 ディミニッシュの置き換えについて、Bセクション3小節目のD7♭9をF♯o7 とすることで、F△7 → F♯o7 → G-7 → G♯o7 → A7♭9 と半音進行にもできますよね。


 また、Bセクション3小節目のD7♭9は、F(Aの代理)-D-Gのツーファイブと考えてのドミナント7thというのはどうでしょうか。
 ついでに、F△7の部分はAの代理コードということでA-7としてみることはできませんかね。


 理論書の受け売りやあいまいな解釈もありますが、いずれにしてもBセクションの最初の7小節が面白いトコロだと思います。




 さあ、あとはこの方たちのプレイを聴いてイメージを膨らませましょうか。

DEXTER GORDON - Softly As in The Morning Sunrise

Wynton Kelly Trio 1959 ~ Softly As In A Morning Sunrise

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