最近「ワンダフルライフ」という本を読んでいます。
とある場所のカンブリア紀の化石群から奇妙奇天烈生物が次々と発見されて、それまでの生命進化の定説を全面的に見直さなければならなくなった_というカンブリア爆発当時の化石発見やその解釈にまつわる古生物学の話しです。
生物進化や宇宙の本は、いつか読んでみたいと思っていました。
でもあまりに壮大で、普通の感覚じゃ理解できない部分が多く、どうも足を踏み入れることを躊躇していたのですが、ちょっとのぞく程度に見てみたというところでしょうか。
未知の世界は新鮮で刺激的ですよね。
さてそれでは、こちら「進化を拒んだ男」の話です。
1. Number Four :1955.9.18
2. Confirmation :1955.9.18
3. You Can Depend On Me :1955.9.18
4. Daddy Plays The Horn :1955.9.18
5. Autumn In New York :1955.9.18
6. Darn That Dream :1955.9.18
Dexter Gordon (ts) , Kenny Drew (p) , Leroy Vinnegar (b) , Lawrence Marable (ds)
DEXTER PLAYS HOT AND COOL
1. Silver Plated :1955.11.11 or 12
2. Cry Me A River :1955.11.11 or 12
3. Rhythm Mad :1955.11.11 or 12
4. Don't Worry 'Bout Me :1955.11.11 or 12
5. I Hear Music :1955.11.11 or 12
6. Bonna Rue :1955.11.11 or 12
7. I Should Care :1955.11.11 or 12
8. Blowin' For Dootsie :1955.11.11 or 12
9. Tenderly :1955.11.11 or 12
Jimmy Robinson (tp 1,3,6) , Dexter Gordon (ts) , Carl Perkins (p) , Leroy Vinnegar (b) , Chack Thompson (ds)
ジャンキーとしてジャズ黄金期の1950年代を棒に振った男の奇跡の2枚。
1940年代中頃には、リーダーアルバムもゲストプレイも沢山積み重ねてきたのに、1940年代後半から1950年代全期の12・3年に渡っては、リーダーアルバムはこの2枚、ゲスト10数本程度。
なんとまあ、この正しいジャズ的落ちぶれよう。
それでも60年代に復活してヨーロッパで活躍したあとは、念願のアメリカ逆輸入。
ミュージシャンのみならず俳優もこなすなど、人生後半は若かりし頃を取り戻す活躍をしました。
そんな人生だったからか、ジャズミュージシャンとして変な方向への進化(フリージャズの事ね)はせずに、あくまでハードバップ人生を貫いたところが大好きなんです。
独特の完全後乗り奏法とノンビブラートでぶっきらぼうな音、そして時におどけたようなプレイ。
このスタイルについては好き嫌いが分かれるかと思われますが、ジャンキー前は後継のテナーサックスプレイヤーに大きな影響を及ぼしています。
このスタイルについては好き嫌いが分かれるかと思われますが、ジャンキー前は後継のテナーサックスプレイヤーに大きな影響を及ぼしています。
さて紹介の2枚。
ジャケットが対照的ですね、ほのぼの系とへろへろ系。
どちらもいい味出してますが、DADDY PLAYSの方に軍配を上げましょう。
サックスの描き方がイイですね。
欲を言えば、もう少し右に寄った方がバランス的に良かったと思いますけど、デザイナーの感覚はこの位置だったのでしょうね。
そして内容は2枚とも間違いなし。これぞハードバップ!
実はコンファメーション以外は知らない曲でしたが、スタンダードも沢山入っていたんですね。原曲を探して聴いてみたり、他のミュージシャンの演奏と比べたりと楽しみも広がるってもんです。
0 件のコメント:
コメントを投稿