1. Weejah :1956.3.7
2. Polka Dots And Moonbeams :1956.3.7
3. On It :1956.3.7
4. Avalon :1956.3.7
Donald Byrd (tp) , John Coltrane (ts) , Hank Mobley (ts) , Elmo Hope (p) , Paul Chambers (b) , Philly Joe Jones (ds)
プレスティッジ然とした、題名通りのリラックス感溢れるセッションを収めたアルバムです。
アルバムジャケットもいかにもプレスティッジ仕様ですが、まあそれでも写真の配置と文字バランスがまずまずなので良しとしましょう。
セッションリーダーのエルモ ホープはそんなに目立つプレイではないものの、渋い味を出しているように思います。独創的な奏法や作品によりバド パウエルと並ぶ評価を得ているピアニストのようですが、このアルバムではサポート役に回っているように聴こえます。確かにソロではクラッシックの匂いがしないでもないと思うのですがいかがでしょうか。
そして、何と言っても聴きどころはハンク モブレーとコルトレーンの2テナー。
ハンクの色々なフレーズを駆使した軽やかで滑るようなブロー。
コルトレーンの無骨でキレを重視したプレイ。
2人の音色やフレーズの違いを楽しむことができます。
ところで_
今回ご紹介したアルバムもそうですが、コルトレーン、マイルス、ソニー ロリンズなどそうそうたるジャズレジェンドたちがレコーディングしてきたレーベル「プレスティッジ レコード」が、今年65周年を迎えるとのこと。ブルーノート設立から10年も遅れてのスタートということで、意外に遅いスタートだったんだなと思いましたが、最重要レーベルの一つであることには変わりありません。
わたし的には、むしろブルーノートより聴いていると思います。
65周年を記念して、ユニバーサル ミュージック ジャパンから「マスターズコレクション」CD全65タイトル1枚1,000円で(Amazon輸入盤送料込みで同じぐらいの値段だったからこっちがいいかも)、「7000番台クロニクル」としてLP全200タイトル!が発売されています。
いいぞいいぞ(安いに越したことはありませんからね)。
そのUMJのホームページにて「プレスティッジ名曲・名演投票 上位20位」なるものが発表されていました。
NO | LP番号 | アーティスト名 | アルバム名 | 曲名 |
1位 | PRLP7079 | ソニー・ロリンズ | サキソフォン・コロッサス | セント・トーマス |
2位 | NJLP8225 | ケニー・ドーハム | 静かなるケニー | 蓮の花 |
3位 | PRLP7113 | レッド・ガーランド | グルーヴィー | Cジャム・ブルース |
4位 | PRLP7129 | マイルス・デイヴィス | リラクシン | イフ・アイ・ワー・ア・ベル |
5位 | PRLP7057 | モダン・ジャズ・カルテット | ジャンゴ | ジャンゴ |
6位 | PRLP7105 | ジョン・コルトレーン | コルトレーン | コートにすみれを |
6位 | NJLP8260 | エリック・ドルフィー | アット・ザ・ファイヴ・スポット Vol. 1 | ファイアー・ワルツ |
8位 | PRLP7005 | モダン・ジャズ・カルテット | コンコルド | 朝日のようにさわやかに |
8位 | PRLP7048 | ジャッキー・マクリーン | 4, 5&6 | センチメンタル・ジャーニー |
10位 | PRLP7002 | スタン・ゲッツ | スタン・ゲッツ・カルテッツ | ゼアズ・ア・スモール・ホテル |
10位 | PRLP7098 | レイ・ブライアント | レイ・ブライアント・トリオ | ゴールデン・イヤリングス |
12位 | PRLP7003 | ミルト・ジャクソン | ミルト・ジャクソン・カルテット | ムーンレイ |
12位 | PRLP7094 | マイルス・デイヴィス | クッキン | マイ・ファニー・ヴァレンタイン |
14位 | PRLP7142 | ジョン・コルトレーン | ソウルトレーン | ロシアの子守唄 |
15位 | PRLP7166 | マイルス・デイヴィス | ワーキン | イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド |
16位 | PRLP7004 | リー・コニッツ | サブコンシャス・リー | サブコンシャス・リー |
16位 | PR7511 | ソニー・クリス | ジス・イズ・クリス! | 酒とバラの日々 |
18位 | PRLP7027 | セロニアス・モンク | セロニアス・モンク・トリオ | ブルー・モンク |
19位 | PRLP7029 | ソニー・ロリンズ | ソニー・ロリンズ・ウィズ・ザ・モダン・ジャズ・カルテット | オン・ア・スロウ・ボート・トゥ・チャイナ |
20位 | NJLP8207 | ジョージ・ウォーリントン | ザ・ニューヨーク・シーン | イン・サラ― |
聴いたことあるやつが20曲中7曲と、ジャズマスターになるにはまだまだ遠い道のりだなっていう感じです。そして、セント トーマスが1位?というのも率直な感想。
同ホームページには、「プレスティッジ・ストーリー」も連載されていますので興味のある方はどうぞご覧ください。
初期のマークはとぼけた感じで味がありますよね。
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