BENNY GOLSON AND THE PHILADELPHIANS
1. You're Not The Kind :1958.11.17
2. Blues On My Mind :1958.11.17
3. Stablemates :1958.11.17
4. Thursday's Theme :1958.11.17
5. Afternoon In Paris :1958.11.17
6. Calgary :1958.11.17
Lee Morgan (tp) , Benny Golson (ts) , Ray Bryant (p) , Percy Heath (b) , Philly Joe Jones (ds)
Nola's Penthouse Sound Studios, NYC
1958年のベニー ゴルソンは、10月にジャズメッセンジャーズで超有名盤<Mornin'>を録音し、その翌月に自身名義で<THE OTHER SIDE OF BENNY GOLSON>と当アルバムの2枚を録音、その2日後からジャズメッセンジャーズのヨーロッパツアーに同行するという充実の日々を送っていたようです。
前年に発表した2作も含めて、それまで書き溜めてあった曲を一気に世に出して開花させ始めた時期であったということができると思います。
これまで聴いてきたリーダー作3枚は、アレンジに重きを置いていたように思いますが、このアルバムはストレートなハードバップ路線でまとめているような印象です。
また、曲がイイ。
アップテンポものもスローも、いわゆる歌ものスタンダードとは違う、ちょっとひねったメロディが効いています。
1・2・3とブルースを挟みながら煽って、4・5で収め、6でクロージングっていうアルバム全体の流れが絶妙。
そしてタイトルの通り、メンバーをフィラデルフィア出身者で固めて、若いころから地元でセッションするなど顔を合わせていたのでしょうか、チームワーク抜群の演奏を聴かせてくれます。
前3作で「ベニー ゴルソンはちょっと路線が違うな」と思った人は、この作品でまた戻ってくることでしょう。
ブルーノートから再発されて、ジャケットがこう変ったようです。
ユナイテッド アーティスツ盤もそうですが、もちょっと男っぽいというか、ごつごつした感じでもよかったんじゃないかなぁ。
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