2013/11/20

DIG ディグ ・ COLLECTORS' ITEM コレクターズ アイテム ・ BAGS GROOVE バグズ グルーヴ / Miles Davis マイルス デイヴィス

 最近また、長い距離をランしています。

 ランした後って脳が活性化してるような気がするんですよね。
 走ってるときは酸欠状態なので、何か考えようとしてもボーっとしちゃいますが、終わると急に脳に酸素が回って頭すっきりするということなのでしょうか。

 1年のうち、夏の暑い時・雪が積もった時に数か月中断してしまいますが、ランすること自体は結構長い年月続いています。
 距離とか時間とか決めないで、ちょっと走ってくるか程度の軽い気持ちで着替えて外に出ていくことが、長続きする秘訣かもしれません。

 僕の場合、何事も「軽い気持ち」で肩の力を抜いて取り組んだ方が、いい結果が出る様な気がします。





 さて、今回は以下の3枚を聴き直してみました。

DIG
1.Dig     :1951/10/5
2.It's Only A Paper Moon     :1951/10/5
3.Denial     :1951/10/5
4.Bluing     :1951/10/5
5.Out Of The Blue     :1951/10/5
6.Conception     :1951/10/5
7.My Old Flame     :1951/10/5
Miles Davis (tp) / Jackie Mclean (as) / Sonny Rollins (ts) / Walter Bishop Jr. (p) / Tommy Porter (b) / Art Blakey (ds)

 ハードバップ時代の幕開けという記念碑的アルバムとして各所で紹介されているものですが、どうもガチャガチャしてるように聞こえてしまうのは録音技術のせいでしょうか、それともアートブレイキーのドラムが少々やかましいと思ってしまうからでしょうか。
 この日のセッションにはチャーリーパーカーが遊びに来ていたので、マイルスはパーカー作Confirmationのコード進行を使ったDenialというオリジナルを演って聴かせ録音した、なんていう裏話もあるようです。






COLLECTORS' ITEMS 
1.The Serpent's Tooth (take1)     :1953/1/30
2.The Serpent's Tooth (take2)     :1953/1/30
3.Round About Midnight     :1953/1/30
4.Compulsion     :1953/1/30
5.No Line     :1956/3/16
6.Vierd Blues     :1956/3/16
7.In Your Own Sweet Way     :1956/3/16
1-4 Miles Davis (tp) / Sonny Rollins (ts) / Charlie Parker (ts) / Walter Bishop Jr. (p) / Parcy Heath (b) / Philly Joe Jones  (ds)
5-7 Miles Davis (tp) / Sonny Rollins (ts) / Tommy Flanagan (p) / Paul Chambers (b) / Art Taylor (ds)


 COLLECTORS' ITEMというタイトルも納得の1枚は、ロリンズとチャーリーパーカーのダブルテナー!53年録音と56年録音が一緒に入っちゃってる!ジャケットは拾ってきた瓶か?と3度ビックリ。
 タイトルとジャケ写は、なんで?って思いますが中身は充実しています。
 やはり聴きどころはロリンズとパーカーのアプローチの違いを感じ取るってとこでしょうか。
 あ、もちろんマイルスのプレイヤーとして、メロディメーカーとしての才能を十分に堪能したうえでの話ですが。




BAGS GROOVE
1.Bags Groove(take1)    :1954/12/24
2.Bags Groove(take2)    :1954/12/24
3.Airegin     :1954/6/29
4.Oleo     :1954/6/29
5.But Not For Me(take1)     :1954/6/29
6.Doxy     :1954/6/29
7.But Not For Me(take2)     :1954/6/29
1-2  Miles Davis (tp) / Milt Jackson (vib) / Thelonious Monk (p) / Percy Heath (b) / Kenny Clarke (ds)
3-7  Miles Davis (tp) / Sonny Rollins (ts) / Horace Silver (p) / Percy Heath (b) / Kenny Clarke (ds)


 これは、のんびりした雰囲気が売りでしょうか、テンポが速い曲でもリラックスして聞こえます。
 ロリンズのオリジナル3曲と、マイルスが当時大好きだったシカゴのピアニスト アーマッドジャマルの持ちネタBut Not For Me (ジョージガーシュインのミュージカルナンバーですね)。
 3曲もオリジナル曲を演るなんて、やはりマイルスはロリンズが大好きだったんですよね。






 マイルスと一緒に演ったロリンズは意外に少なく、ここに挙げた3枚とマイルスのプレスティッジ初期「MILES DAVIS AND HORNS」に収められている3曲、そして少し前に紹介しました「SONNY ROLLINS WITH THE MODERN JAZZ QUARTET, ART BLAKEY, KENNY DREW」に入ってる1曲(マイルスはピアノで参加)のみ。
 マイルスからは相当熱心にレギュラーメンバーになることを誘われていたように感じます。更に、ピアノを弾いてあげたり、パーカーと共演させてあげたり、自作曲を収録したりと、特別待遇だったにもかかわらず結局それは実現されず、というかロリンズが逃げ回ってたようにもうかがわれます。本当のところはどうだったのでしょうか、両者のファンとしては気になるところです。


 結局、ロリンズのジャンキー時代とマイルスがサックスプレーヤーを探している時代が重なっちゃって、一緒に演ることができなかったということなのでしょうか。


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