2014/06/18

MATING CALL メイティング コール / Tadd Dameron with John Coltrane タッド ダメロン ウィズ ジョン コルトレーン

MATING CALL
1. Mating Call     :1956.11.30
2. Gnid     :1956.11.30
3. Soultrane     :1956.11.30
4. On A Misty Night     :1956.11.30
5. Romas     :1956.11.30
6. Super Jet     :1956.11.30
John Coltrane (ts) , Tadd Dameron (p) , John Simmons (b) , Philly Joe Jones (ds)



 一曲目から不思議な響きをテーマに持つ曲です。コルトレーンのソロもエキゾチックで、なんか引き込まれるような感じ。
 すごくいい曲ばかりなんですよね、タッドのクリエイターとしての才能を存分に楽しめる内容です。

 そしてコルトレーン!
 アルバム全体を通して、コルトレーンのアドリブはキッチリ整って聴こえます。事前に曲を渡されて練習してレコーディングに臨んだのではないでしょうか。
 タッド ダメロンの段取りあってのアルバムという印象。
 パーカー・ディジー世代の大先輩ですから、コルトレーンも「ちゃんとしなきゃ」って思ったんでしょうね。



 残念ながら、タッド ダメロンとコルトレーンの接点はこのアルバムのみ。
 1949年頃、コルトレーンがアルトサックス担当としてディジーガレスピーのビッグバンドに参加した時の「タッド ダメロン・バブス ゴンザレス・ディジー ガレスピー」という3者連名アルバムがあるようですが、共演はしていません。

 相性良さそうだったので、もっと共演作品を残して欲しかったですね。




 若いころはプレイヤーとしてよりも作編曲者として活躍していたと言われているタッド。
 ジャンキー生活により逮捕され厚生施設で暮らし、その後癌により早逝するという、なんとも自己破滅的ジャズ的人生を駆け抜けました。



0 件のコメント: