2014/06/04

THERE IS NO GREATER LOVE ゼア イズ ノー グレーター ラヴ を演ってみた。

 この曲は、1936年公開の映画<The Music Goes‘Round>のためにアイシャム ジョーンズ アンド ヒズ オーケストラが録音した<Life Begins When You’re in Love>のB面曲という地味な存在でしたが、ポップチャート20位を記録するヒットとなったようです。



 オリジナルの情報があまりネット上になく、映画についても地味な存在だったように思われます。
 映画のポスターを見ても、一押しではないものとして扱われていたようですもんね。

 でも、そんな扱いとは無関係に<THERE IS NO GREATER LOVE>はスタンダードとして生き残り、今日まで受け継がれてきた偉大な曲の一つとして存在しています。

 何ともたくましい生命力!



 オリジナルキーはin B♭でCメジャー。
 A-A-B-A形式で途中Aマイナーに転調します(平行調への転調ですね)。


 A部の2~5小節目以外はⅡ-Ⅴ-Ⅰで構成されています。
 ということは、A部の2~5小節目の 「 F7 → B♭7♭5 → A7 → D7 」 がこの曲のコード進行上のポイントということでしょうか。
 全て7thコードで前後とも関わりがないように見えるのですが、いや何かが隠されているんでしょうね、今の知識では分かりません。

 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰの部分はメロディックに、あるいはⅤのドミナント7thをアウトに、またはリハーモナイズして、などなどいろんなアプローチがあることをおさらいしながら取り組みましょう。



 そしてあとはアドリブするのみ。

 最近取り組んでいるのが、お気に入りのプレーヤーのアドリブを聴いては吹き、吹いては聴きを繰り返す方法です。

 その場合に困ることは、プレーヤーによって演奏キーが異なること。1人目の演奏と2人目の演奏のキーが違う場合です。(結構な確率であるんですよね。)


 そこで役立つのがこのアプリ。
 


 これまでは主に、キーを変えずにスピードを落として再生することでアドリブコピーするときに使っていたのですが、スピードそのままでキーを変えてオリジナルキーにして使うことも多くなりました。

 ただし、頭に入れておかなきゃなんないのは、キーを変えているので当然変える前の指使いとは違ってしまうこと。ストックフレーズを多くするために使うのであって、そのプレーヤーが多用するリックを手癖的に覚えたいという場合はNGです(いや、もしかしたらその方が新しい発見があるかもね)。

 オリジナルキーとだいぶ離れて演奏している場合も厳しいです。かなり低い音域か、かなり高い音域での演奏になっちゃいますもんね(いや、このパターンもフラジオの練習にはイイかも)。



 まあ、こういうものを使って練習するにせよ、結局は身体に沁み込まなきゃ自分のモノにはならないということでしょうから、何はともあれ時間がある限り楽器と触れ合うことが大切な事なのかなと思います。

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