2014/11/11

THE CATS ザ キャッツ / Tommy Flanagan,John Coltrane,Kenny Burrell トミー フラナガン , ジョン コルトレーン , ケニー バレル

THE CATS
1. Minor Mishap     1957.4.18
2. How Long Has This Been Going On ?     1957.4.18
3. Eclypso     1957.4.18
4. Solacium     1957.4.18
5. Tommy's Time     1957.4.18
Idrees Sulieman (tp except2) , John Coltrane (ts except2) , Tommy Flanagan (p) , Kenny Burrell (g except2) , Doug Watkins (b) , Louis Hayes (ds)
Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ


 4人の連名アルバムになt2以外はトミー フラナガンのオリジナルということで、トミーのリーダー作みたいなもんです。オリジナル曲のテーマはどれも魅力的で、レパートリーにしたくなるような好みの旋律。ポップでありながらちょっと変わったメロディーが食欲をそそります。2の選曲も渋く、4ビート・バラード・カリプソ・ブルースと、全体的にバラエティ豊かな楽しいアルバムになってます。フロント2管にギターという組み合わせも変化に富んでいいですよね。



そんな中、コルトレーンの独特のノリが曲に化学反応を起こす役割を担ってます。

 なんでそう聴こえるんだろう。

 50年代のコルトレーンの魅力は、どうも言葉で言い表すことができません。
 メロディックではあるけれどビバップ的なスムーズさが無くて、捉えどころがなく誰れっぽくもない、正にワンアンドオンリーな音の流れ。
 本当に不思議な魅力を持っています。
 50年代中頃のぎくしゃくした危うさから、それを50年代後半に向かって一気に強烈な個性に変貌させる過程を聴くのが大好きだという方も多いのではないでしょうか。





 そして2日前のセッションから1曲。

THELONIOUS HIMSELF
8. Monk's Mood     1957.4.16
John Coltrane (ts) , Thelonious Monk (p) , Wilbur Ware (bass)
Reeves Sound Studios, NYC

 ワンアンドオンリーといえばこの方、モンクさん。
 コルトレーンが一時期お世話になって何枚かの共演アルバムを残しています。
 で、この曲が初共演作。

 ほぼ全編メロディーのみの構成なので、たまにはじっくりと曲と音だけに耳を傾けましょうか。



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