逆にコルトレーンって異端だったんですねって、今更ながら気づいたりして。
さて、今回は正統派の筆頭?ソニーロリンズの54年物でございます。
Moving Out
1.Movin' Out :1954.8.18
2.Swinging For Bumsy :1954.8.18
3.Silk 'N' Satin :1954.8.18
4.Solid :1954.8.18
5.More Than You Know :1954.8.18
1-4 Kenny Dorham (tp) / Sonny Rollins (ts) / Elmo Hope (p) / Percy Heath (b) / Art Blakey (ds)
5 Sonny Rollins (ts) / Thelonious Monk (p) / Tommy Potter (b) / Art Taylor (ds)
1から4までソニーロリンズのオリジナルということですが、1・2・4はテーマ殆どなしのセッション的な録音です。
アートブレーキ―他30代のメンバーを従えて24歳のソニーロリンズがテクニックを披露しています。2曲ぶっ飛ばし、甘い曲を挟んだ後にブルースで落とすという、そんな構成です。
そして一番驚いたのが別メンバーで挑んだラスト収録の5番。
ソニーロリンズと演るとモンクも正統派になるのかと思わせるほど普通のモンクが聴けます。
ソニーロリンズの54年物はこのアルバムと以前紹介しました、マイルスから超破格待遇を受けた「BAGS GROOVE」の2点だけです。
ハードバップ真っ盛り期の貴重な音源であり、ジャズの勢いを感じることができる録音だと思います。
がしかし、この録音の後の約1年間、ソニーロリンズは突如ジャズシーンから姿を消します。
理由は諸説ありますが、飛躍する直前での雲隠れでした。
雲隠れ中は、こんな日々を過ごしていたのでしょうか。
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