ミュージカルオープン後、ベニー グッドマンがヘレン フォレストのボーカルをフューチャーしてレコーディングし、ポップチャート6位を記録したようです。
ミュージカル興行や人気ビッグバンドライブ、レコード販売や楽譜販売など、複合宣伝戦略で盛り上がった音楽産業から生まれたいわゆるスタンダード曲ですが、曲自体が良くなければ今日まで受け継がれて来てませんでしょう。曲の魅力によりその後、数々の偉大なミュージシャンたちに演奏され続けています。
さてと。
そんな人気曲ですが、いざ演ってみると難しいんです、これが。
何度も転調して、しかも近親調への転調じゃないので、流れを作るのが難しいと思うんですよ。
A△7からG△7、そしてF△7へ。
A-7からのA△7、C♯・Cと来てA△7へ戻る・・・・・。
A△7は♯3つ、G△7は♯1つ、F△7は♭1つ。
近親調への転調ではないのですが、それぞれをⅡ-Ⅴでつなげていることで、A△7→A-7、G△7→G-7と、メジャーからマイナーへの移動により転調を和らげているということですか、なるほどなるほど。
ということは、三度七度の音でつなげていくと、比較的スムーズに聴こえるということですかね。
コード進行を見ながらレジェンドたちの演奏を聴くとアドリブ構成の手掛かりが掴めるかなと思って、そうしたりもしてますが、これがなかなか。
Art Pepper Quartet 1952 ~ How High The Moon
Sonny Rollins And The Contemporary Leaders 1958 ~ How High The Moon
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