これは意外なパターンですね。
YouTubeで検索すると、たくさんのミュージシャンの演奏を聴くことができますが、これまで紹介してきたスタンダードの中でも取り分け管楽器の演奏が多いように感じます。
哀愁を帯びたエキゾチックなメロディが人気なのでしょうか。そういえば、冒頭をラテン的なドラムで入るアレンジも多いですね。
そして今回のお気に入りはこれ。フレディ― ハバード クインテットにディジー ガレスピーとウディ ショウがゲスト出演してるもの。ディジーはいまいちだけどフレディ―とウディは聴かせるし、若きケニー ギャレットが魅力的なソロを披露しています。
Freddie Hubbard 5tet - I'll Remember April [1985]
はい、それではコード進行の流れを見てみましょうか。
最初4小節はA△、転調して次4小節がA-。
それぞれ7thが付いたり6thだったりしてますが、この微妙な動きを「クリシェ」と言うそうです。
同じコードが長く続く場合に変化をつけるということなのでしょうかね。
9・10小節目がA-のⅡ-Ⅴ、11~16小節はA△のⅢ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ-Ⅰという進行ですね。
(Ⅳ-Ⅶ-)Ⅲ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ-Ⅰという進行は、ご存知のド定番ですね。
その後、C△に転調してA△へ進み(ここの後半部分もⅦ-Ⅲ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ)、最初に戻るという流れ。
A△とA-とC△が基本のコードとなりそうです。
さあ、そこから先はアイデア勝負。
今は、「こんな演りかたもある」という情報をできるだけたくさん収集して、それらを意識しながら1時間ぐらい延々と同じ曲を吹きまくるっていうことをしています。
なかなか良い方法だと思いますがいかがでしょうか。
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